バンコクの反政府デモ、活動は依然活発=空港は通常通りに運行―タイ

Record China    2014年1月15日(水) 9時41分

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15日、バンコクで反政府デモ隊による主要交差点や政府施設の占拠は続いているものの、空港に影響はなくいつも通りに機能している。写真は14日夜のスワンナプーム国際空港。

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2014年1月15日、バンコクで反政府デモ隊による主要交差点や政府施設の占拠は続いているものの、スワンナプーム国際空港への影響は出ていない。空港にアクセスする高速道路でも大きな渋滞はなく、スムーズに流れている。

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ANA全日空スワンナプーム国際空港チェックインカウンターのスタッフや、バンコク〜羽田線のフライトアテンダントは、「反政府デモ隊の影響と思われる日本からの乗客のキャンセルもなく、普段と変わらない業務をおこなっている」と語った。空港では通常運行が続いており平穏そのものだ。

反政府デモ隊が空港や証券取引所を占拠するのではという噂が流れているが、現地メディアは「全くのデマだ」と伝えている。

今回のデモは、現政権であるタクシン派(赤シャツ:北部・貧困農民層を基盤)と反タクシン派(黄シャツ:南部・都市中間層、軍部や官僚を基盤)の20年以上にわたる対立に起因している。今回、もしタクシン派のインラック政権が退陣し、反タクシン派が政権を握ったとしても、両派の対立は収束しない。選挙を行ったとしても、金に左右され根本的な解決には至らないと思われる。そのため、両派が歩み寄れる中立的なリーダーの出現や、司法と政治制度の確立が不可欠と言える。またデモによる首都機能のマヒはタイの経済に悪影響を与えることは間違いなく、早期の解決が望まれる。(取材編集/Global News Asia・撮影/太田雅幸)

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