Record China 2020年6月29日(月) 9時40分
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28日、中国青年網は、宅配荷物の受け取りで新型コロナウイルスに感染する可能性について、中国疾病予防コントロールセンターの見解を伝えた。撮影:Jimmy Chan。
2020年6月28日、中国青年網は、宅配荷物の受け取りで新型コロナウイルスに感染する可能性について、中国疾病予防コントロールセンターの専門家の見解を伝えた。
中国疾病予防コントロールセンターの王麗萍(ワン・リーピン)研究員は27日午後に行われた記者会見で、宅配荷物やフードデリバリーなどの受け取りで新型コロナウイルスに感染する可能性について、「短時間の接触で感染する確率は極めて低い」との見方を示した。
王氏は、「新型コロナは主に感染者の気道を通して出る飛沫に短距離で接触することや、感染者によって汚染された物を手で触り、そのウイルスに汚染された手で目鼻口を触ることで感染する。このほか、比較的密閉された空間で長時間高濃度のエアロゾルにさらされるとエアロゾル感染する可能性がある」としている。
王氏は、新型コロナの流行地域での宅配荷物の受け取りについて、できるだけ宅配ボックスを利用して、人と人との接触を減少させ感染リスクを小さくするよう提言すると同時に、良い衛生習慣を身に付け、汚染物による感染の可能性を減らすよう勧めている。
さらに、自宅で宅配荷物を受け取る際は、配達員と接触する前にマスクを着用し、荷物受け取り後は適切に包装を処理し、それから流水と石けんで手を洗うか、消毒液を使用すると良いとした。
王氏はまた、ハエや蚊から新型コロナに感染する可能性について、「これまでの研究によると、ハエや蚊には新型コロナウイルスを感染させる生物学的基礎がない」と指摘。これまで把握している流行病に関する証拠によると、世界のどこにもハエや蚊を媒体としてコロナウイルスに感染したとの報告はないとした。
王氏は、「今のところハエや蚊が媒体として新型コロナを感染させる証拠はないものの、マラリアやデング熱などその他の伝染病の媒体となる」と指摘。夏に入った今、防虫対策を取り、食べ物にハエがつかないようにすべきだと注意を促した。(翻訳・編集/山中)
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