Record China 2014年1月11日(土) 21時50分
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10日、韓国紙は悪化の一途をたどる日中関係で緊張緩和の鍵を握るのは韓国だと指摘した。資料写真。
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2014年1月10日、韓国の朝鮮日報中国語版サイトは、「日中関係は悪化の一途、『緊張緩和』の鍵握る韓国」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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中国と日本は共に相手に対する警戒心を隠そうとしていない。日本は昨年の防衛白書のなかで、中国の海洋活動を「力による現状変更の試み」と指摘。中国は国防白書のなかで「日本脅威論」を説いている。日中両国の国民の相手国に対する感情も最悪な状況に陥っている。中国人の日本に対する友好度は2008年の17%から昨年は4%に低下。日本人の中国に対する友好度も07年の29%から5%に急降下した。
韓国は常に中国と日本という強国に挟まれてきたが、現在の状況は過去と異なる。ソウル大学国際研究生院の李根(イ・グン)教授は、「現在、韓国の国力は強くなり、米国が見えない重りとなってバランスをとっていることから、李朝末期とは状況が違う」と指摘する。
中国と日本は互いに相手をけん制するため、何とかして韓国を味方につけようとしている。日本は2012年に韓国と軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と物品役務相互提供協定(ACSA)を締結しようとした。日本は今後もこのような軍事協定を韓国に持ちかけてくるだろう。一方、中国の戦略は歴史問題や竹島問題を強調し、韓国と日本を疎遠にすることだ。
専門家は中国と日本が仲良くするために「韓国が調節作用を発揮すべきだ」と話す。これまで一度も隣国に侵略した歴史を持たない韓国だからこそ、日本と中国の友好バランスをとることができるという理由からだ。もし日中が軍事衝突しても、韓国はいずれか一方の味方はしない。ソウル大学の趙英男教授は「米韓同盟は東北アジアの外交戦略として北朝鮮を抑えることを基礎にしており、中国をけん制するためのものではない」と主張している。(翻訳・編集/本郷)
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