2014年1月9日、「紅いコーリャン」「初恋のきた道」などの作品で日本でも有名な映画監督チャン・イーモウ（張芸謀）氏が「一人っ子政策」に違反したとして、江蘇省無錫市の人口・計画生育局は同氏夫妻に、「社会扶養費」の名目で748万元（約1億3000万円）の罰金を科すことを決定した。

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チャン監督の一人っ子政策違反をめぐっては、一部メディアで7人の子どもがいると報じられるなど、中国国内で大きな注目を集めた。チャン監督は昨年12月、妻との間に2男1女がいることを正式に認め、調査を受け入れるとしていた。

今回の決定に、中国版ツイッターにはさまざまなコメントが寄せられている。以下はその一部。

「不合理で不公平」

「罰金が高すぎるのではないか」

「一般人が一人っ子政策に違反しても十数万元程度なのに」

「香港に逃げればよかったのに」

「いいかげんな法律だが、違法行為をすれば罰金を科されるのは仕方ない。早く移民すべきだったな」

「罰金の金額には興味がない。興味があるのはその金がどこに行くのか」

「『社会扶養費』とは何だ？この社会は子どもにどれだけの福祉を与えてくれるというのか」

「公開カツアゲだ。チャン監督がかわいそう」

「748万元。『死ね』ってことか？」（※「748」の中国語の発音が「死ね」の意味の中国語と似ていることから）

「計画生育局は強盗犯」

「正義と法治を名目に、人権を踏みにじり、金を略奪する行為だ」

「これは絶対誰かの怒りを買ったな」（翻訳・編集/北田）