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国際色豊かなバザー会場。にぎやかな掛け声とともに品物を売る領事夫人たち。この活動は、歴代上海領事夫人の間で大切に受け継がれてきた。ボランティア精神の鏡としても高く評価されている。
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色鮮やかなインドのサリー、精巧なつくりのエジプトの器、芳醇なチリのワイン、食欲をそそるシンガポールのグルメ…。2007年5月20日、上海市ではこの日、40カ国を超える在上海領事夫人たちが自ら「店主」を務める、年に一度の大規模なチャリティーバザーが開催された。
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バザーを主催するのは「駐上海総領事夫人団」で、その活動は1996年から歴代の在上海領事夫人たちの間で大切に受け継がれてきた。今年で11年目を迎えるこの活動は、これまでに45を数える公共事業のため、約500万人民元(約7千500万円)を寄付してきた。婦人たちは、「すべての売上金は、女性や子どもたちの健康と教育の改善のために使われています」と胸を張る。
実際に、こうした大規模な活動を実行するには多大な労力が求められ、婦人たちの努力も並々ならないものがあるだろう。しかし、今回のバザーの責任者となった在中国ハンガリー領事夫人は、「売上金がすべて、女性や子どもたちの福祉に貢献し、援助を受けた子どもたちが明るい笑顔を浮かべるのを見ると、本当に報われた気持ちになります」と、満足そうに語っていた。(翻訳/編集・BA)