韓国の映画が中国の朝鮮族をばかにした?「特定の集団を貶める」特徴に警鐘―中国紙

Record China    2020年6月20日(土) 15時30分

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19日、環球時報は、映画作品で中国の朝鮮族を醜悪に描いたとして、韓国の裁判所が韓国映画制作者に対して謝罪を命じる判決を言い渡していたと報じた。写真は韓国の大林洞(テリムドン)。

2020年6月19日、中国紙・環球時報は、映画作品で中国の朝鮮族を醜悪に描いたとして、韓国の裁判所が韓国映画制作者に対して謝罪を命じる判決を言い渡していたと報じた。

記事は、2017年に韓国で公開されヒットした映画「青年警察」について、劇中に登場する朝鮮族のやくざグループが日常的に麻薬の密輸や強盗、殺人を行うほか、人体の臓器を販売する、少女の卵子を強制的に取り出して販売するなど、極悪非道で残忍なように描かれていたことで、朝鮮族の中国人の不満を買ったと伝えた。

そして、同作品の公開から程なく韓国在住の朝鮮族中国人団体が記者会見を開き「作品は朝鮮族のイメージを著しく損ねるもので、もはや芸術創作の域を超えている」とし、映画製作者に上映中止を求めたほか、朝鮮族の代表60人あまりが製作者への謝罪を求めて韓国の裁判所に訴えを起こしたものの、一審では原告が敗訴したと紹介している。

韓国日報の18日付報道によると、ソウル中央地裁が今年4月に二審判決を出し、「作品では朝鮮族全体を貶めるシーンが確かに存在し、ネガティブな影響と、極度の不快感を生じさせた」として作品の制作者に朝鮮族グループへの謝罪を命じた。原告、被告とも上告をせず、同作品の制作者は原告に対して謝罪の書簡を送付したという。

記事は、この件について韓国JTBCテレビが18日に「韓国の映画作品では、特定の層や集団について、貶めたり、ネガティブなイメージを際立たせたりといったケースがしばしばみられる。今回の判決は、このような状況に対して警鐘を鳴らす役割がある」と評したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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