韓国の「電話ボックス型」検査をまねるべき?医療スタッフ「余計に疲れる」―中国メディア

Record China    2020年6月20日(土) 9時30分

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17日、観察者網は、韓国の「電話ボックス型」のPCR検査を導入すべきかについて分析する記事を掲載した。

2020年6月17日、中国メディアの観察者網は、韓国の「電話ボックス型」のPCR検査を導入すべきかについて分析する記事を掲載した。

記事は、最近北京市で再び新型コロナウイルス感染者が増加し、多くの人がPCR検査を受けるようになったとする一方、最近の北京市は日中に気温が35度になることもあり、多くの医療関係者が炎天下の中を分厚い防護服で検査を行う必要があるとした。

そのため、韓国で採用されている「電話ボックス型」のPCR検査が注目されていると記事は紹介。この方法だと検査スタッフは防護服を着る必要はなく、(ボックス内に)エアコンも設置できるので快適に検査ができるとした。ネット上でも「中国も導入した方がよい」との声が上がっているという。

しかし、実際にPCR検査を行う医療スタッフだというあるユーザーは「うらやましいと思うことはない」「同僚にも聞いてみたが、誰も韓国のような『電話ボックス型』を望む人はいなかった」とコメントした。理由は、「同じ姿勢を保つのは疲れる上、(検体を採取するのに)良い角度を探すのが難しい」からだという。むしろ、「中国のように木陰か屋内のエアコンがあるところで採取した方が効率的で姿勢も随時変えることができて楽」と説明している。両腕の位置が固定され、動きが制限される「電話ボックス型」は医療スタッフの負担も大きいようだ。

記事によると、他のネットユーザーからも「電話ボックス型だと同じ手袋を使用するため感染リスクが高まる」との指摘や、「こうした大きな設備を(検査を行う)居住区まで運ぶのは大変」との指摘も出ているそうだ。なお、中国でも一部の場所では「電話ボックス型検査」がすでに導入されているという。(翻訳・編集/山中)

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