2014年1月6日、生命時報によると、多くの韓国人が子どもは女の子がいいと考えていることが明らかとなった。

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韓国文化体育観光部が19歳以上の青年男女2537人を対象に行った調査で、子どもが1人の場合、66．2％の人が女の子を希望すると回答した。また、子どもが3人の場合は58．4％が男の子1人と女の子2人を希望すると回答している。

韓国では古来より家系を守ることが重んじられており、息子が血統を継ぎ、両親の介護から見送りまでをすることが良しとされてきた。

しかし、時代の発展と社会保障体制が確立されたことにより、伝統的な価値観は薄れつつある。両親も、息子に自分の老後の面倒を見てもらおうと思わなくなった。それどころか、男の子を育てる方が女の子を育てるよりも出費がかさむと考える人が増えているという。

経済的な理由のほかに、女性の地位向上も伝統的な価値観を変えた一つの要因である。現在、韓国社会では、女性に男性と同等のチャンスが与えられることが増えている。女性の教育レベルの上昇と社会参加の増加により、人びとの男女の差別意識が薄れているようだ。

ある会社に勤めている鄭さん（女性）には娘が1人いる。彼女は2人目を生む気はないといい、「女の子は大きくなってから心を通わせやすい。親は男の子を生ませたいみたいだけど、それほど強く要求してくることもない」と話している。（翻訳・編集/北田）