Record China 2020年8月25日(火) 9時0分
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24日、環球時報は、「脱グローバル化の流れに対抗すべく、韓国が現実的な選択をしている」 とする、黒竜江省社会科学院の笪志剛氏による評論記事を掲載した。写真はソウル。
2020年8月24日、環球時報は、「脱グローバル化の流れに対抗すべく、韓国が現実的な選択をしている」 とする、黒竜江省社会科学院の笪志剛(ダー・ジーガン)氏による評論記事を掲載した。
笪氏は、新型コロナウイルスがグローバル化の流れを変え、地域の交流や協力に対する抵抗を増大させたと紹介。その中で、韓国は理性的かつ現実的な姿勢を見せ、地域の建設者、経済や貿易の推進者としての能動的な役割を果たしていると評した。
そして、「自国の感染状況を概ね安定させた韓国が多くの国との間でコロナ対策や経済協力再開の道を模索し、通関の利便性向上などを推進するよう努めているほか、他国の内政に関わる外交事務についても理性的な姿勢を持ち、周辺地域の平和安定、地域協力、多国間協調に力を注いでいる」とした。
また、韓国の地域連携に前向きな姿勢には、新型コロナ禍における地政学的なしがらみから抜け出し、盟友である米国からの圧力をかわすための「致し方ない選択」という側面もあると指摘。「地域における多国間の理解と経済協力の維持は、韓国の根本的な要求と利益に適合している。盟友である米国の冷淡さ、日本との対立長期化の中で、同盟関係におけるやるせなさを自ら痛感しつつ、『地域の建設者』としての役回りを演じようとしているのだ」と論じた。
笪氏は「今回の新型コロナでは、韓国による感染コントロール、デジタル経済、イノベーションモデル、二国間協力と多国間コミュニケーションなどの分野における幾多の努力と段階的な成果が顕在化し、韓国が東アジアや国際社会において高い評価を得ている」とし、韓国の取り組みが新型コロナ下において多国間交流、協力を推進する「良いお手本」になっているとの見解を示した。(翻訳・編集/川尻)
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