「戦時速度」で新型コロナワクチン競争をリードする中国―英メディア

Record China    2020年7月12日(日) 11時0分

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ロイター通信は7日、「『戦時速度』で新型コロナワクチン競争をリードする中国」とする記事を配信した。写真は中国の幼稚園。

ロイター通信は7日、「『戦時速度』で新型コロナワクチン競争をリードする中国」とする記事を配信した。

中国紙・環球時報(電子版)が9日、その内容を要約して、次のように伝えている。

中国は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を制御するのに役立つワクチンを開発するための競争をリードしている。世界的なワクチン産業では後れを取っているが、世界中の50万人以上を死に至らしめた病気と闘うために、国、軍、民間セクターの力を結集している。

米国を含む他の多くの国は、ワクチン開発競争に勝つために民間セクターとの協力を緊密にしており、中国は多くの課題に直面している。

中国は新型コロナウイルス感染症の拡大抑止に成功したことでかえって大規模なワクチン試験の実施が困難になり、これまでのところ、協力に同意している国は数カ国にとどまっている。また、過去のワクチンスキャンダルにより、安全性と品質の要件を満たしていることを世界に納得させる必要もある。

だがこれまでのところ、中国は「計画経済型ツール」を使用することで結果を出している。

国有企業は、いわゆる「戦争時速」で、1~2カ月のうちに2つのワクチン生産施設を完成させた。国有企業と軍は開発中のワクチンを軍要員に実験的に使用することを許可している。

中国は、業界を支配する西側諸国に挑戦している。臨床試験中の新型コロナワクチンは世界で19種類あり、うち8種類が中国勢だ。中国はまた、主にインフルエンザや麻疹(はしか)などの病気に対するワクチンの製造に使用されている不活化ワクチン技術にも焦点を当てており、成功の可能性を高めている。対照的に、西側のライバルは、これまでのところ当局によって承認された製品を生み出したことがない新しい技術を使用している。(翻訳・編集/柳川)

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