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トランプ米大統領が自国で開くG7サミットにロシアなどを招待したい意向を示したことについて、EUのボレル外交安全保障上級代表は、枠組みを変える権限は米国にはないとし、ロシアの復帰に反対を表明した。
中国の華人・華僑向け通信社、中国新聞社の3日付報道によると、トランプ米大統領が今年後半に自国で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)にロシアなどを招待し拡大開催したい意向を示したことについて、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は2日、枠組みを一方的に変える権限は米国にはないとし、ロシアの復帰に反対を表明した。
ボレル氏は、オンラインでの記者会見で、米国は今年の議長国としてゲスト国を招待する権限はあるが、メンバーの変更や、形式を恒久的に変える権限は持っていないと述べた。
トランプ氏は5月30日、サミットにロシア、韓国、オーストラリア、インドを招待する考えを示していた。
ロシアは、2014年にクリミアを併合した後にG7から排除されている。
ボレル氏は、「G7メンバーは価値観や利益、コミットメントを共有している。志を同じくするパートナー間の協力は、このような困難な状況においてさらに重要だ」とした上で、「ロシアがG7に復帰するには方針を変更し、G7メンバーと有意義な議論ができるようになる必要があるが、現在はそうではない」とした。(翻訳・編集/柳川)
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