<安倍首相靖国参拝>韓国政府、次官級対話取り消しも=「首脳会談実現は夢のような話」―中国メディア

Record China    2013年12月27日(金) 16時53分

拡大

26日、日本の安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことを受け、韓国では国を挙げて反日ムードが高まっている。韓国政府は抗議の意思表示として駐日大使を一時帰国させ、日韓次官級戦略対話を取り消すことまで検討しているという。写真は靖国神社。

(1 / 2 枚)

2013年12月27日、国際在線は、日本の安倍晋三首相が26日、靖国神社に参拝したことを受け、韓国では国を挙げて反日ムードが高まっていると伝えた。

その他の写真

報道によると、韓国政府の報道官を務める文化体育観光部の劉震竜(ユ・ジンリョン)長官は「安倍首相の靖国神社参拝は、日韓関係はもちろん、北東アジアの安定と協力を根本から損なわせる時代に合わない行為だ」と非難。「日本が国際平和に貢献しようとするのなら、歴史を否定する態度と侵略を美化する歴史観を改め、植民統治で踏みにじられた周辺諸国とその国民に徹底的な反省と謝罪を行い、信頼を得なければならない」と述べた。日本の首相の靖国参拝に対し、外交部レベルの声明ではない政府報道官の声明が発表されたのは異例だ。

韓国外交部の金奎顕(キム・ギュヒョン)第1次官は、倉井高志・駐韓日本大使館総括公使を呼び、強く抗議。倉井総括公使に韓国政府の立場を重ねて伝えたことを明らかにした。

韓国メディアによると、政府は抗議の意思表示として李丙ギ(イ・ビョンギ)駐日大使を一時帰国させ、日韓次官級戦略対話を取り消すことまで検討しているという。

韓国国内では、安倍首相が支持率低下を考慮、また韓国・中国との間に関係改善の兆しが見られないことなども背景となり、今回の靖国参拝につながったと考えられているようだ。

仏外交誌(韓国語版)の編集長は「安倍首相は韓国や中国など周辺国の顔色をうかがう必要はないと考えているようだ」と指摘した上で、「憲法改正や集団的自衛権の行使容認など軍事大国への道を歩み続けている」と強調した。同氏はまた、「安倍内閣の支持率が50%を切ったことで、靖国参拝で保守勢力を結集させようとする狙いもある」と述べた。

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が就任してから1年たつが、日韓関係の悪化から、首脳会談は実現していない。報道では、現状を考慮すれば首脳会談実現は「夢のような話だ」と指摘している。(翻訳・編集/NY)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携