2020年5月31日、タイ関連の情報を伝える中国メディア・泰国頭条新聞は、現地の対メディア「Thai PBS」の報道を引用し、タイでの中国向け違法代理出産ビジネスに関わった23人が起訴されたと伝えた。

記事によると、今年2月にタイ警察が中国向けの違法な代理出産ビジネスを摘発し、タイ人と中国人合わせて10人を逮捕していた。事件を担当していたタイの現地警察は5月29日に行った記者会見で「医者や代理母など70人の証言から容疑者がさらに13人増えた」と説明した。23人のうちすでに22人を逮捕しており、残る1人もすでに中国で処分されているという。

23人の被告は、中国籍の代理出産仲介（5人）、代理出産女性を探す仲介（7人）、ドライバーおよび後方勤務（3人）、代理母と新生児の世話係（2人）、医療関係者（6人）だった。起訴された罪名はそれぞれ異なる。

警察によると、被告らは受精卵の移植と分娩（ぶんべん）は別の国で行っており、代理母は妊娠期間中はタイで過ごしていた。この方法で出産した子どものうち4人はすでに引き取られ育てられているという。（翻訳・編集/山中）