<コラム>オンラインで瞬時に結ぶ、国境を越えた「東京都日中・経済ビジネス会議」

秋澤 文芳    2020年5月28日(木) 18時50分

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オンライン会議は、時間の設定さえうまく調整すれば、全世界が瞬時に一度に参加できるという利点がある。資料写真。

時間、コスト、無駄を省き簡潔に発表できるオンラインこそが効率的!

先週末の土曜日の午後、オンライン会議が開催された。今や急速に増加したZOOMの会議である。2月以降、都内の会場利用の会議はすべて消滅し、今回が7回目となり、将に手軽さも加わり、従来の首都圏のみの出席者の枠を大きく超えて、今回も東名阪からの出席となり、そして日中の枠を越えてシンガポール・ミャンマーそしてオーストラリアからのビジネスに携わる方も参加した。

参加者数が当日10名も激減!このOnline会議も毎回、参加者も増えて、当初の予定では55名を予定していたが、当日になり10名以上が突然、行方不明となった。特に中国内の方々が多かった。多くは、ZOOMに接続できない、ということであった。会議の途中になって、次々刻々…チャットにて私のところにメッセージが届いてきた。(どうやら、前日より始まった中国内の会議、「両会」の影響?なのだろうか。会議参加というゴール直前で、音信が絶たれたという心境であった。全く残念なことであった。

しかしながら、豪州やインドシナ等の国々から、そして中国内の数名の方々、相手の顔を見ながら意見を述べあうことができるのも今回のZOOM会議の効果であると感じている。様々な会議の形態が多々存在するが、会議室を借りての会議に参加し、一言も意見を述べることなく、再び1時間以上も電車に乗って帰宅するなどという非効率的なことも省けるという点を考えると、だれもが認める新会議システム!だと思う。

今回は、あえて多数の参加者の出席者を計画したが、この国際会議ともいうべき交流会は、会議時間の設定さえうまく調整すれば、全世界が瞬時に一度に参加できるという利点がある。しかし、今回の会議を設定してみてわかったことの一つとして、「時差」を考え設定することである。今回は、週末の昼過ぎの「集合」でもあったので、欧米からの参加が、時間的に難しかったということである。前回は、英国AMAZONの方などの出席もあったが、欧米では早朝深夜の時間帯ということで、それらの国々への呼び掛けはあきらめた。(なんとかならないものだろうか~今回、VTRでの参加者もいたこともあり、そのへんの研究も今後の課題となりそうである。

今後のさらなる課題でもあるが、Online、VRの利用により、今現在、査証等の関係で自由に往来ができない日中の間であるが、Onlineの活用で、瞬時にそして無料ででも中国全土を訪れることも可能である。前回の記事で、中国内WXYZの地区・都市について触れる予定であったが、この烏魯木斉・武漢西安・西寧、銀川・延安、そして鄭州・珠海での旅の様子等は次回にでも触れてみたい。

■筆者プロフィール:秋澤 文芳

東京(豊洲)在住。日本旅行業協会を経て2010年より北京第二外国語学院大学旅游科学学院研究生として現在も在籍。東京都日中友好協会副理事長・経済ビジネス委員会委員長。日中観光文化研究所、観光文化ツーリズム等の代表として旅游・訪日インバウンドやコンサル業務に取組む。

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