人民網日本語版 2020年5月27日(水) 16時30分
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「墾利6−1」油田の確認埋蔵量は現在まで1億トンを超えており、中国渤海莱州湾北部地域で初の1億トン級大型油田となった。
中国海洋石油集団有限公司(中国海油)が26日に明らかにしたところによると、自然資源部はこのほど「墾利6−1」油田確認埋蔵量報告に対する評価・審査記録作業を完了した。同油田の確認埋蔵量は現在まで1億トンを超えており、中国渤海莱州湾北部地域で初の1億トン級大型油田となった。中国経済網が伝えた。
同油田は、確認埋蔵量が1000億立方メートルの大型コンデンセートガス田「渤中19-6」に続き、中国海油が渤海で得た新たな重大発見だ。中国のエネルギー安全保障、東部油田生産量の安定、環渤海経済ベルトの発展促進に対して重要な意義を持つ。
同油田は渤海莱州湾北部地域に位置し、中国の海上で最大の油田である渤海油田に属する。1970年代後半から40数年にわたり、同地域で何度も探査が行われたが、その効果はいずれも理想的ではなかった。発見された油田は埋蔵量が小規模で、分布が集中しておらず、効果的な開発体制を構築できなかった。渤海油田の科学研究者は近年果敢にチャレンジし、困難に立ち向かい、探査理論及び地質の認識で大胆な革新を行った。原油・ガス埋蔵の密集法則及び探査方向を解明し、同地域で確認埋蔵量が1億トン級の油田を発見した。
中国海油天津分公司首席地質学者の薛永安(シュエ・ヨンアン)氏は、「同油田の発見は中国海油の探査分野における思想開放及び方針変更の成果だ。莱州湾北部地域で40年以上にわたり商業原油・ガスの発見がなかった局面を打破した」と述べた。
中国海油はここ2年、同油田で42の試掘井を掘削した。同油田は、埋蔵量が大規模で、原油が高品質で、試掘生産能力が高いといった特徴が証明された。含油面積は100平方キロメートル以上。原油の一般的な採掘率で計算すると、精製されたガソリン・ディーゼルオイルは100万台の自動車を20数年走行させることができる。油田の操業が開始されれば、非常に大きな社会的・経済的効果をもたらすとみられる。
同油田は現在、開発評価活動を加速しており、早期の操業開始を目指している。同油田の探査の高い将来性は、渤海油田の10年連続のグリーンな安定生産、生産量4000万トン以上という目標の達成に確かな資源の保障を提供するだろう。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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