人民網日本語版 2020年5月27日(水) 13時50分
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河南省三門峡市文物考古研究所の考古学従事者はこのほど現地の発掘現場で、ハクチョウ型の青銅壺を発見した。壺の中には3リットル以上の謎の液体が残されていた。
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河南省三門峡市文物考古研究所の考古学従事者はこのほど、同市の発掘現場で、ハクチョウの形をした青銅壺を発見した。ハクチョウの形は優美で、壺の中には3リットル以上の謎の液体が残されていた。新華網が伝えた。
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同研究所の関連責任者である祝暁東(ジュウ・シャオドン)氏は、「これは三門峡市開発区後川バラック改造プロジェクトに協力した際に、古い墓から発掘され、出土したものだ。墓の形式に基づく初期段階の判断によると、この墓は秦の末期から漢の初期にかけてのもので、墓の主は爵位のある低級官吏だった可能性があるとみられる。ハクチョウの形をした青銅壺のほか、墓からは銅鍪、銅盆、銅剣、玉剣具などが出土した」と説明した。
祝氏によると、当時の青銅壺の首の多くがニンニクの鱗茎の形をしており、ハクチョウやガン、カモなどの動物の形をしたものもあるが、数は少ないという。ハクチョウの形をした青銅壺には、ハクチョウの頭部、曲がった首、腹、圏足があり、頂部に小さな穴がある独特な形をしている。「出土したハクチョウ形の青銅壺から、秦の末期から漢の初期にかけて三門峡にハクチョウが生息していたという大胆な推測をすることができる。実に貴重なものだ」と祝氏。
壺の中の謎の液体は黄褐色で、多くの沈殿物がある。具体的な成分については調査中だ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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