甦るリージェントホテル香港、時代の流れと共に

フライメディア    2020年5月28日(木) 10時10分

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香港返還1997年前後の香港旅行が一大ブームだった頃、泊まってみたい一流ホテルとして常に名前が上がったのはペニンシュラ香港・マンダリンオリエンタル香港・そしてリージェント香港ホテルだった。

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香港返還1997年前後の香港旅行が一大ブームだった頃、泊まってみたい一流ホテルとして常に名前が上がったのはペニンシュラ香港・マンダリンオリエンタル香港・そしてリージェント香港ホテルだった。

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東洋の貴婦人と言われたペニンシュラ、香港島でもっとも歴史があるマンダリンオリエンタル香港、ラグジュアリー感いっぱいのリージェント香港は世の香港ファンの憧れの存在であった。

リージェント香港ホテルは1980年に開業。ホテル入り口を入った途端に目の前に見据えることができるビクトリアが売りとなっていた。多くの女性がこの光景を見ながらのアフターヌーンティを夢を見たものである。

ちなみにこのホテル入り口からビクトリアハーバーに向かっては「龍が通る道」とも言われ、風水的に非常に良いという話を聞いたことがある。

その後2001年に、ホテルはインターコンチネンタルとして名称を変えてきた。しかしハード面は変わる事なく今日まで多くの人びとを魅了し続けた他、館内のレストランはミシュラン等の賞を獲得し、名実ともに香港を代表するホテルの一つであった。

このインターコンチネンタル香港、最近はハード面で時の流れを多少感じるようになっていた。そしてこの10年ほどの間に多くの高級ホテルも開業をしてきた。結果として数年前、ホテルはリージェント香港に再度名前を戻すという計画が発表された。

今回インターコンチネンタル香港からリージェント香港へ再び戻るにあたっては、全面閉館の上大規模改装を行うこととなる。

この閉館と再ブランド名としての再出発がいつ実施されるか注目されてきたが、この度、急遽インターコンチネンタル香港としての幕を降ろす決定と大規模改装のアナウンスが行われた。

インターコンチネンタル香港ホテルは4月20日に閉館された。既に海側から見たロビーラウンジ周辺の外観には幕もかけられている。

ちなみにホテルは改装の為に全館閉館となったが、このブログでもご紹介済みのミシュラン常連の広東料理レストラン「欣圖軒(ヤントーヒン)」はK11、MUSEAと隣接をしており、このレストランのみ営業を続けることになる。

ホテルが改装を終えてリージェント香港として甦るのは、約2年後の2022年と言われている。

既にこの周辺はアベニューオブスターズやK11 MUSEA、 ROSE WOOD 香港ホテルが入るビクトリアドックサイドがリニューアルして、多くの人が訪れる一大エリアとなっている。リージェント香港が甦る頃、尖沙咀ハーバーサイドエリアは、再度大きな人の流れの変化が起きそうである。(提供/フライメディア)

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