中国には隠れた軍事費問題など存在しない―中国報道官

Record China    2020年5月22日(金) 13時30分

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21日、中国メディアの中国新聞網は、第13期全国人民代表大会第3回会議の記者会見で、張業遂報道官が、中国には隠れた軍事費など存在しないと語ったと伝えた。資料写真。

2020年5月21日、中国メディアの中国新聞網は、第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の記者会見で、張業遂(ジャン・イエスイ)報道官が、中国には隠れた軍事費など存在しないと語ったと伝えた。

21日に北京の人民大会堂の記者会見場で行われた会見で、張報道官が国内外の記者らの質問に答えた。この中で、軍事費に関する質問に対して張報道官は、中国は防御目的の国防政策を実行していることを指摘。「中国の国防支出はその総量にしても1人当たりの平均にしても、さらには国内総生産(GDP)に占める割合にしても、いずれも適度で抑制されたものだ」と語った。

張報道官はさらに、「世界的に見ると、中国の国防費がGDPに占める割合は長年にわたり1.3%前後を維持しており、これは世界平均の2.6%を大きく下回っている。軍事支出が最大の国と比べると、19年の中国の国防費はその4分の1にすぎず、1人当たり平均は17分の1程度だ」と指摘した。

また、「中華人民共和国予算法に基づき、毎年の国防予算は全国人民代表大会が審査して認可する。07年からは、中国は毎年国連に軍事支出報告を提出しており、『資金がどこから来てどこに向かうのか』ははっきりしており、『隠れた軍事費』などという問題は存在しない」とも述べている。(翻訳・編集/山中)

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