北京科学技術大学に留学しているパキスタン人の学生がこのほど、習近平国家主席に手紙を送りました。留学生はその中で、留学の経験や感想を語り、新型コロナウイルスの発生後に大学が助けとなってくれたことに謝意を表明した上で、卒業後は「一帯一路」の建設に身を投じ、中国とパキスタンの友情増進に貢献したいとの願いを示しました。

　習主席は17日、この手紙に返信し、各国の優秀な青年が中国に留学することに歓迎の意を表した上で、中国の若者たちと多くの交流をし、世界各国の青年と共に、民心の疎通を促進し、人類運命共同体の構築を推進するために尽力するよう激励しました。

　習主席は返信の中で、「あなた達が中国に留学して豊かな知識を学ぶとともに、多くの中国の友人と知り合ったことを知り、その成果をうれしく感じる」と述べました。

　習主席はまた、「あなた達が実感した通り、新型コロナウイルス感染症の発生以降、中国政府と教育機関は中国に留学する外国人留学生の安全と健康に常に関心を寄せ、全方位の支援を行ってきた。生命こそが至上である。中国人であろうと、中国にいる外国人であろうと、中国政府と中国人民はすべて平等に関心と愛護を与えている」としました。

　さらに、「感染症との戦いの中で、多くの留学生たちが様々な方法で中国人民を応援してくれていたことを知っている。艱難に遭って、初めて真の友を知ることができる。中国は引き続き、すべての留学生に支援を提供していく。各国の優れた青年たちの中国留学を歓迎する。それと同時に、留学生たちには中国をより深く理解し、自分の目で見た中国を世界に伝え、また、中国の青年たちと交流し、世界各国の青年と共に民心の疎通を促進し、人類運命共同体を推進するために貢献してくれることを期待している」と示しました。（提供/CRI）