「対中援助は必要か」「国民が驚愕」=月面着陸成功で経済援助に疑問の声―英紙

Record China    2013年12月18日(水) 9時53分

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16日、中国は無人月面探査車「玉兔号」の着陸を完了し、「嫦娥3号」の成功を宣言したが、英国メディアからは宇宙開発を進める中国への援助の必要性に疑問の声が上がっている。写真は無人月探査機「嫦娥3号」。

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2013年12月16日、中国は無人月面探査車「玉兔号」の着陸を完了し、「嫦娥3号」の成功を宣言したが、英国メディアからは宇宙開発を進める中国への援助の必要性に疑問の声が上がっている。英紙・デイリー・メールの報道をシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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英国・国際開発省のデータによると、英国は昨年中国に対し、気候変動対応や経済成長促進のために2740万ポンド(約45億7000万円)の経済援助を行った。保守党のピーター・ボーエン議員は、ジャスティン・グリーニング国際開発大臣に対し、中国への経済援助が続いている理由について説明を求めた。

ボーエン議員は、宇宙計画を推進する中国への援助が続いていることを知れば、国民は驚くだろうと述べた。中国以外には、ベトナム、カンボジア、インドネシア、コソボなど14カ国が援助を受けている。英国は2011年に援助の停止を発表したが、停止されたのはロシアに対する少額の援助プロジェクトだけにとどまっている。

昨年、英国による中国への援助は国際開発省に属する英連邦開発公社からの500万ポンド(約8億3400万円)を含む。英国政府の報道官は、気候変動や経済成長といった世界的な問題で非政府組織と連携することは正しいことだと述べた。英連邦開発公社のスポークスマンによると、援助は英中投資協定の一部分だという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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