人民網日本語版 2020年5月17日(日) 23時0分
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深セン市のサンゴ保全公益組織である潜愛大鵬は水中のボランティアを結集して海に潜水し4日間張り込み、幸運にもサンゴの大規模産卵という珍しい光景を記録した。
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めんどりなどの家禽が卵を産む様子を見たことのある人は多いだろうが、サンゴが産卵したのを見たことがあるだろうか。深セン市のサンゴ保全公益組織である潜愛大鵬は水中のボランティアを結集して海に潜水し4日間張り込み、幸運にもサンゴの大規模産卵という珍しい光景を記録した。深セン新聞網が伝えた。
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大鵬新区サンゴ保全ボランティア連合会の沈暁鳴(シェン・シャオミン)理事長は、「今回産卵をしたサンゴは、2015年に潜愛大鵬が大澳湾で植えたヒメエダミドリイシだ。5年間の成長を経て現地の海の環境に慣れ、性の成熟期を迎え、この海域に新しいサンゴの種を提供した。サンゴの産卵は新たな生命を育む重要な活動だ。1年のうち満月は12回だが、ヒメエダミドリイシの産卵はそのうち1回の夜に行われる。つまり毎年1回のみということだ。毎回の持続時間は約1週間で、これを逃せば翌年を待たなければならない。そのため海洋科学研究者の多くが毎年、各海域でこの満月を待っている」と説明した。
沈氏は取材に、「水温、潮の満ち引き及び水中の化学信号といった外界の条件が整うと、雌雄同体の珊瑚虫の個体がそれぞれ精嚢と卵嚢を口道から水の中に放出する。生殖細胞の膜が破れると、その他の珊瑚虫の個体の性細胞と交換し、受精卵を形成し、さらに孵化して「プラヌラ幼生」を形成する。この「プラヌラ幼生」は自身の成長に適した場所に付着すると、自己分裂を開始し、最終的に肉眼で確認できるサンゴの個体になる」と述べた(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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