四川省の尹力省長は9日、四川省政府の2020年度「政府活動報告」の中で、「新型コロナウイルス感染症の予防・抑制と、経済・社会の発展を促進し、成都・重慶地域経済圏の発展を後押しして、貧困脱却の堅塁攻略戦に打ち勝つ、小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面的な実現を確保すべきだ」と強調しました。

　貧困脱却の堅塁攻略戦において、四川省は残る７つの貧困県、300の貧困村、20万人の貧困脱却を実現させます。2020年6月末までに、貧困扶助目的の移住作業と、農村部の老朽化した建築物の改築作業を完了させることを目標としています。

　感染症が経済にもたらす影響を減らすため、四川省は投資を拡大し、消費を刺激し、対外貿易と外資を安定化させる一方で、経営が困難になっている民間企業の問題解決とモデルチェンジをサポートし、対外貿易を発展させる９つの措置を実行に移し、「一帯一路」沿線国との経済貿易協力を深めていくとしています。

　対外開放において、四川省は一連の政策によって、中日（成都）都市建設と現代サービス業開放協力プロジェクトを促進し、より多くの多国籍企業の四川省進出を進める予定です。（提供/CRI）