Record China 2020年5月18日(月) 15時50分
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17日、第一財経は、中国の伝染病専門家が同国内における新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒を呼び掛けていることを報じた。資料写真。
2020年5月17日、第一財経は、中国の伝染病専門家が同国内における新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒を呼び掛けていることを報じた。
記事は、新型ウイルス感染拡大が抑え込まれている中国では徐々に日常生活が戻り、企業や学校も再開し始めるとともに、警戒意識が緩み始めた人も一部にいると紹介。これに対して国家衛生健康委員会専門家グループ長の鍾南山氏が先日、外国メディアの取材に対し、「中国は依然として感染の第2波の危険に直面している。決して現在の状況におごり高ぶってはならず、政府はリアルな感染データを公開しなければならない」と述べたことを伝えた。
また、この数週間で湖北省武漢市や東北地域などで集団感染が発生していることについて鍾氏が「現段階では中国の状況は決して国外よりも楽観できるものではない。なぜなら、十分な免疫が得られていないからだ」と語ったことを紹介している。
鍾氏はまた、現在世界で競うように進んでいるワクチン開発について慎重な姿勢を示し「現在中国では多くのワクチンの臨床試験が行われてきたが、完璧な解決方法を見出すには数年の時間がかかるだろう。さまざまなワクチンを繰り返しテストしているが、結論を下すのは時期尚早。現時点で、どのワクチンを新型ウイルスに用いればいいのか分かっていないのだ」と語り、ワクチンの開発に時間がかかる中で、積極的に体を動かす、食べ過ぎを避けるなど健康な生活方式を続けることが、免疫力を高めるうえで大切だとの考えを示した。(翻訳・編集/川尻)
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