Record China 2021年5月28日(金) 20時20分
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中国競泳の孫楊がドーピング規定に違反したとされる問題をめぐるスポーツ仲裁裁判所の公聴会が終了した。
中国競泳男子の孫楊(スン・ヤン)がドーピング規定に違反したとされる問題をめぐるスポーツ仲裁裁判所(CAS)の公聴会が終了した。中国メディアの澎湃新聞が28日付で伝えた。
報道によると、CASは公式発表を行っていないものの、関係者は「遅くとも6月末までには最終的な裁定が下る」との見通しを示した。CASの裁定によって、孫の東京五輪出場可否が決まる。公聴会はリモートで行われ、メディアにも非公開だった。
中国のネットユーザーからは「孫楊を信じる」「努力で国のために栄光を勝ち取った選手だ」といった声が上がる一方、「大きな赤ん坊はまだプールに戻れるのか?」「東京五輪に?冗談だろう」「何の懸念もなく出場停止。自分でまいた種からなった実は、涙を流しながらでも自分で食べないといけない」「最初は支持していたけど、ここまでの過程を見てやめた」「ホートン(※孫のドーピング違反をたびたび批判した豪選手)が彼を軽蔑するのにはそれなりの理由があるのさ」など、批判的な声も少なくない。
孫は2018年9月のドーピング検査で、採取された血液サンプルの容器を破壊するなどの妨害行為に及んだとされる。国際水泳連盟(FINA)は当時これを問題視しなかったが、世界反ドーピング機関(WADA)が異議を申し立て、CASが昨年2月に8年間の出場停止処分を下すと、孫は「CASのメンバーの1人に偏見があった」としてスイス連邦最高裁に訴えた。今年1月15日、スイス連邦最高裁は孫の異議を認め、処分取り消しの上、CASに審理を差し戻していた。(翻訳・編集/北田)
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