「ドイツ人学者の発言を中国メディアが政治宣伝に利用」と独メディア、中国大使館が反論

Record China    2020年12月4日(金) 18時0分

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駐ドイツ中国大使館は4日、ドイツメディアが「ドイツのウイルス学者であるアレクサンダー・ケクレ氏の発言が中国の政治宣伝に利用されている」と報じたことに反論した。

駐ドイツ中国大使館は4日、ドイツメディアが「ドイツのウイルス学者であるアレクサンダー・ケクレ氏の発言が中国の政治宣伝に利用されている」と報じたことに反論した。

ドイツメディアのメルクーアは3日、「中国は新型コロナウイルス武漢ではなく海外で発生したという主張を強く広めている」と指摘。ケクレ氏は地元テレビ局に「世界的にまん延しているウイルスは武漢のウイルスではない。それは北イタリアからのウイルスだ」と語ったと中国メディアで報じられていたが、メルクーアの記事は「ケクレ氏はウイルスが中国で発生したことを明確に強調した。しかし、これが中国の物語に沿ってねじ曲げられた」と主張した。

これについて、駐ドイツ中国大使館は「中国メディアの報道には、ケクレ氏のインタビューを完全に翻訳した映像もあれば、核心的な観点を引用したものもある。ケクレ氏の公の発言を客観的かつ正確に引用したものであり、なぜ悪用されたと言えるのか」と反論。さらに、「逆に一部のドイツメディアは、中国からのすべての情報に強引に『政治宣伝』のレッテルを貼っている」とし、「問題は、ドイツメディアが中国関連の話題において、彼らが設定した結論に合致しない観点は、たとえそれが科学的根拠のあるものだとしても、全く許さないということにある」と主張した。

同大使館はこのほか、「中国は一貫して、新型コロナウイルスの流行は科学的な問題であり、政治化すべきではないと考えている」「中国は開放的かつ透明で、責任ある態度でもって世界保健機関(WHO)の決議を真剣かつ積極的に実行に移している」などとも主張した。(翻訳・編集/北田

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