【武漢応援】湖北で撮られた映画たち〜5『黒衣の刺客(原題:刺客聶隠娘)』

CRI online    2020年5月2日(土) 10時55分

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新型コロナウイルス肺炎の感染拡大で世界の関心を集めた中国・湖北省。1月23日に世界で最初にロックダウンを実施した省都・武漢市で4月8日、実に2ヶ月半ぶりに封鎖措置が解除されました。

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新型コロナウイルス肺炎の感染拡大で世界の関心を集めた中国・湖北省。1月23日に世界で最初にロックダウンを実施した省都・武漢市で4月8日、実に2ヶ月半ぶりに封鎖措置が解除されました。これに伴い、全省での封鎖措置もすべて解除され、省内は徐々に日常を取り戻しています。

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 旅行に行けるのはまだ先になりそうですが、映画を通して湖北省の魅力を感じることならできます!この特別企画では、湖北省内各地でロケが行われた映画作品をご紹介します。

File 5 黒衣の刺客(原題:刺客聶隠娘)

~ロケ地:湖北省十堰市~

公開日:2015年8月27日

監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン

主演:舒淇(スー・チー)張震(チャン・チェン妻夫木聡 忽那汐里

『悲情城市』(1989)や『戯夢人生』(1993)、『珈琲時光』(2003)などで知られる巨匠、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督による2015年の話題作。唐代の裴刑による短篇小説集『伝奇』に収められた一篇『聶隠娘』を原案とした時代劇アクションで、唐代の中国を舞台に暗殺者として育て上げられた女刺客の悲しい運命を描いています。ヒロイン役は侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督のミューズと呼ばれる人気女優の舒淇(スー・チー)が担当。日本からは妻夫木聡や忽那汐里が参加しています。この作品は同年の第52回金馬奨で最優秀作品賞と監督賞をはじめ5部門を独占したほか、第68回カンヌ国際映画祭・コンペティション部門でプレミア上映され、監督を受賞しました。日本では、インターナショナル版として2015年9月12日に一般公開されました。

国際的にも大きな評価を受けたこの作品は、湖北省の恩施、神農架、武当山などでロケが行われました。特にメインとなった武当山は、山水画のような景色が印象的な、十堰市の名山です。この山は道教武当派と中国武術の武当拳の発祥地として知られ、その道観と建物を含む武当山古建築は1994年にユネスコ世界遺産に選ばれました。ちなみに、李安(アン・リー)監督の名作『グリーン・デスティニー』にも登場しています。『黒衣の刺客』では、侯監督とカメラマンの李屏賓(リー・ピンビン)の名コンビによる圧巻のワンカットシーンにより、武当山の絶景がより神秘的に映し出されています。(提供/CRI

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