2013年12月9日、日本新華僑報によると、日本で平和と反戦を訴えた傷痍軍人会が次々と解散している。

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近年、日本各地の傷痍軍人会が相次いで解散している。全国的な組織である財団法人日本傷痍軍人会も11月末にその幕を下ろした。構成員の平均年齢は90歳を超え、続けていくことが難しくなった。今年解散した大阪府の傷痍軍人会は、最も多いときで4000人余りの会員を有していたが、解散時にはわずか118人となっていた。

悲惨な戦争の現場を経験した傷痍軍人は、日本が平和や反戦を訴える原動力となっており、長年さまざまな活動を行ってきた。自らが体験した戦争の残酷さを人々に伝えることで、同じ道を歩んではいけないと呼びかけ、平和に対し積極的な効果をもたらしてきた。しかし、傷痍軍人会の相次ぐ解散とともに、その力も陰りを見せている。

大阪府傷痍軍人会の最後の会長である92歳の木南龍雄さんは「戦争がなくなり、新たな傷痍軍人も生まれなくなった。現在の傷痍軍人会がわれわれの代でなくなるのは、実際には良いこと。今後も日本に傷痍軍人会ができないことを祈っている」と語った。（翻訳・編集/北田）