喫煙者、新型コロナで重症化しやすい―最新研究

人民網日本語版    2020年4月16日(木) 6時20分

拡大

新型コロナウイルスに感染した場合、喫煙により症状が悪化し、重症化するリスクを強める可能性がある。写真は中国の喫煙者。

喫煙は他人の健康に悪影響を及ぼすほか、自身にも深刻な危害をもたらす。肺がん、慢性閉塞性肺疾患、心臓病、糖尿病、脳卒中などと喫煙の間には重要な関係がある。新型コロナウイルスに感染した場合、喫煙により症状が悪化し、重症化するリスクを強める可能性がある。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はこのほど、禁煙・禁酒で新型コロナウイルスに対処すべきと述べた。人民日報が伝えた。

「国内外の最新の研究によると、今回の新型肺炎の患者のうち、喫煙する男性患者の重症の割合が、非喫煙男性患者を明らかに上回っている」。有名な禁煙専門家で、新探健康発展研究センター元センター長の王克安(ワン・アンコー)氏によると、鍾南山(ジョン・ナンシャン)院士のチームによる科学研究論文「2019年中国新型コロナウイルス感染の臨床上の特徴」は、感染者1099人の臨床上の特徴を振り返り、分析を行った。うち喫煙患者137人のうち重症者は29人で、重症の割合は21.2%。非喫煙患者927人のうち重症者は134人で、重症の割合は14.5%。研究データを見ると、喫煙者の方が重症の割合が高いことが分かる。また、米国の学者は3月11日付の国際的な医学誌「Lancet Respiratory Medicine」に掲載した「新型肺炎患者の性別の差と喫煙の傾向」の中で、新型コロナウイルス肺炎感染者のうち男性の割合が高く、そして男性の喫煙者が深刻な肺炎になりやすく、死亡率も高いとした。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携