アン・リー監督「ライフ・オブ・パイ」で動物虐待?米愛護協会に反論―台湾

Record China    2013年11月28日(木) 18時55分

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27日、台湾のアン・リー監督が、映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で指摘された動物虐待報道について否定した。

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2013年11月27日、台湾のアン・リー(李安)監督が、映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で指摘された動物虐待報道について否定した。聯合報が伝えた。

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今年の米アカデミー賞で、アン・リー監督に2回目の監督賞をもたらしたのが「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」。この中に登場する「リチャード・パーカー」ことベンガル虎が、撮影中にあわや溺死寸前だったと米メディアが報道し、話題になっている。

報道の発端になったのは、動物愛護団体「アメリカ人道協会」(AHA)の職員による報告によるもの。米映画業界紙のハリウッド・レポーターでも、動物虐待映画の一つとして「ライフ・オブ・パイ」の名前を挙げている。

27日、滞在先のフィリピンのマニラでインタビューを受けたリー監督は、報道について全面的に否定。映画に出演したベンガル虎については「5ツ星ホテル級の待遇だった」と話した。リー監督によると、このベンガル虎は泳ぎ上手だったが、撮影中に予期せぬ方向に泳いでしまうアクシデントがあった。しかしスタッフが速やかに誘導し、生命の危険は一切なかったという。「どうしても『動物虐待』のレッテルを貼りたいなら、あら探しをすればどんな事でも『虐待行為』とこじつけられる」と、困惑を語っている。

なお、AHAによる虐待報告については、同協会のスポークスマンがフランス通信社(AFP)の取材に対し「過剰な表現があった」とコメント。AHA職員の報告が非常に誇張されたものだったことを認めている。(翻訳・編集/Mathilda

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