Record China 2020年5月22日(金) 14時50分
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米経済誌フォーブス(電子版)は19日、「武漢、今や中国国内でトップの観光名所に」とする記事を配信した。写真は武漢市内。
米経済誌フォーブス(電子版)は19日、「武漢、今や中国国内でトップの観光名所に」とする記事を配信した。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が21日、その内容を要約して、次のように伝えている。
中国政府は何カ月もの間、国民に対し、新型コロナウイルス感染症の流行が最初に報告された武漢への旅行を控えるよう助言してきた。だが今では、武漢は中国人が最も旅行したい場所になっている。
4月8日に11週ぶりに封鎖措置が解除され、武漢の生活は正常に戻りつつある。観光業は武漢を苦境から救う手段になるかもしれない。武漢を旅行したいという意欲は、経済回復を手助けしたいという善意に動機づけられているようだ。
感染症が中国人の旅行習慣に与える影響もまた、武漢に有利となる。今後数カ月、中国人旅行者は、国内の観光スポットや近距離の旅行にこだわることになるだろう。皮肉なことに、武漢は、海外の目的地より「はるかに安全」な場所とみなされている。武漢市は、1100万人の市民全員を対象としたウイルス検査という野心的なキャンペーンを始めている。
上海から約800キロメートル西に位置する武漢は、中国中部のビジネス、文化、金融の中心地で、武昌、漢口、漢陽の3つの都市が合併して発展した。現在は、経済のダイナモ、新興技術と自動車産業の中心地としての地位を取り戻しつつある。武漢市政府によると、米マイクロソフトや日本のホンダなど、世界の上位500社のうち300社がこの地に工場を設立している。
現在は中国で進行中の旅行禁止令により、海外から武漢への訪問は不可能になっている。だが中国各地で封鎖措置が解除されるに伴い、海外の航空会社は6月に中国へのフライトを再開を望んでいる。(翻訳・編集/柳川)
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