Record China 2020年7月17日(金) 15時20分
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16日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国を代表する食品として知られるキムチが新型コロナウイルス感染の死者数を減らす効果があるとする研究結果が出た。写真はキムチ。
2020年7月16日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国を代表する食品として知られるキムチが新型コロナウイルス感染の死者数を減らす効果があるとする研究結果が出た。
記事によると、ジャン・ブスケ仏モンペリエ大名誉教授の率いる研究チームは「新型コロナウイルス感染による死者数」と「国別の食生活の違い」の相関関係を研究。その結果、死者数の少ない韓国とドイツでは「ハクサイを発酵させて食べる」という共通点があったという。韓国ではキムチ、ドイツではキャベツ(ハクサイと同じアブラナ科)の漬物であるザワークラウトがよく食べられている。
新型コロナウイルスはヒト細胞膜のACE2(アンジオテンシン変換酵素II)受容体と結合して細胞の中に入り込むとされているが、発酵させたハクサイにはこのACE2を抑制する効果があるという。
スイスではフランス語やイタリア語を話す地域よりもドイツ語を話す地域の方が死者数が圧倒的に少なく、これについても研究チームは「ドイツ語を話す地域ではザワークラウトをよく食べる傾向があるため」とみているという。
ブスケ教授は「これまで新型コロナウイルス感染拡散と国別の食生活の違いとの相関関係は注目されてこなかったが、食生活を変えることは新型コロナウイルスとの戦いに大いに役立つ」と話したという。
この研究結果は韓国で大きな注目を集めており、ネットユーザーからは「うれしい」「韓国のキムチは万病を治す」「キムチを世界の薬局で販売するべきでは」などと喜ぶ声が上がっている。
一方で「K-FOOD(韓国料理)の宣伝?」「韓国より死者数が少ない国ではキムチを食べないけど」「コロナが世界的に流行し始めたころ、インドに感染者がいないのはカレーのおかげと言っていたのと同じでは?」「台湾やニュージーランドの人は毎日、キムチでシャワーしているようだ」「最近の若者はキムチをそんなに食べないのに」「お年寄りの方が若者よりキムチをよく食べるけど、コロナにかかれば重症化するのはなぜだ?」など困惑した様子の声も多数寄せられている。
また、韓国の死者数が少ない理由として「理由は医療システムと医療陣の献身、国民意識だよ」「世界で最もマスクの使用を徹底している国が韓国」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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