4月1日に発行される中国共産党中央委員会の機関紙「求是」第7号に、習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・軍事委員会主席の重要な文章「湖北省における新型コロナウイルス肺炎の予防・抑制活動視察の談話」が掲載されています。

　文章は、「湖北省と武漢市は感染症の戦いにおける重点中の重点である。苦難の中、努力を経て現段階の重要な成果を収めているが、任務は依然として重い。引き続き感染症の予防・抑制を急務とし、弛まず努力を払い、この戦いに断固打ち勝っていくべきだ」と強調しています。

　また、「感染症発生以来、共産党中央は、終始民衆の安全と健康を第一として重視し、湖北省と武漢市の予防活動を支持してきた。人民解放軍、中央、国家部門、各省・区・市が力を合わせ、疫病と戦ってきた」としています。

　この文章は、「科学的な治療を通じて、完治率を高め、死亡率を低下している。医療資源を患者の治療に投入しながら、最新の検査試薬、薬物、ワクチン、治療法の研究を急いでいる」とも指摘しています。

　また、「予防が重要であり、しっかりと民衆に寄り添い、民衆の能力を生かすべきだ。人員の出入り際の管理を強化し、疫学調査を行う。感染症の国内外への拡散を防ぐと共に、健康管理を厳格にする。労働者の仕事復帰を確保しなければならない」と強調しています。

　さらに文章は、「人手が不足している地域の予防活動の強化、支援の拡大、遠隔診療など、効率の高い方法を模索する必要がある。農村部の医療環境を改善し、現地の医療関係者に向けた訓練を行うと同時に必要とする防護用品を提供すべきだ」と説明しています。

　また、「民衆の基本的な生活をキープしてこそ、社会の安定が維持できる。食糧、サラダ油、肉、家禽類、卵、ミルクなどの生活必需品の供給を確保しないといけない。心的ケアを施し、感染症予防活動にありうる問題を適切に処理し、社会の安定を維持することが大切だ」と強調しています。（殷、CK）