主要20カ国・地域（G20）の貿易長官は30日、新型コロナウイルスによる肺炎に関するテレビ会議を開きました。中国からは中国商務部の鐘山部長が出席しました。

　会議では、参加国がG20首脳特別サミットの連合声明を着実に履行しながら、協調と協力を強化し、世界のサプライチェーンへの打撃を減らすため、開放的な経済貿易政策を取り、国際経済貿易発展への自信を高揚させるため、貨物とサービスの越境流通を促進する考えで一致しました。

　鐘山部長は席上、以下の三つの意見を提出しました。１、感染症予防・抑制関連物資をめぐる国際協力を強化し、各国人民と医療関係者の生命の安全を守ること。２、世界のサプライチェーンの安定を守り、関税を免除あるいは削減し、その障壁を取り除いて貿易を円滑にすること。３、開放的な国際協力環境と市場開放を保ち、多国間貿易体制を守り、貿易保護主義に反対すること。（李　CK）