中国共産党中央政治局は27日に会議を開き、今後の新型コロナウイルスの予防と抑制に向けた対策や経済社会の発展に関する諸事業を検討しました。この会議は習近平総書記が主宰しました。

　会議では、中国が新型コロナウイルスの予防と抑制で収めた段階的な成果が認められ、経済社会の秩序立った再開を加速させることが強調されました。また、現段階では、海外から感染者の流入を厳格に防ぐことが主要任務で、国内での再感染の拡大を防ぎ、重点地区の予防と抑制活動を弛まず徹底させる一方、海外駐在の大使館と領事館は領事保護、防護指導、物資の確保に取り組み、海外にいる中国公民の生命の安全と身体の健康を見守っていくことが要求されました。

　会議ではまた、感染症の予防と抑制活動を常態化しながら、生活と生産の秩序立った再開の加速、マクロ政策の調整度合いの拡大、財政赤字率を適正に上げながら特別国債の発行、地方政府の専門債券規模の拡大、貸付市場の金利下げの引率、流動性の合理的な余裕の確保などを行うことが指示されました。

　さらに、国際経済貿易の協力や感染の予防と抑制の国際協力、国際物流サプライチェーンシステムの建設を促していくことが明示されました。（提供/CRI）