米国に中国を汚す言論の停止を要求=外交部

CRI online    2020年3月24日(火) 21時45分

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外交部の耿爽報道官は24日、北京で行われた定例記者会見で、米国の一部の人が新型コロナウイルスを「中国ウイルス」や「武漢ウイルス」と呼んでいることに対して、中国を汚す言論を止めるよう求めました。 この発言は記者が「中国が数回にわたって非難していたにも関わらず、ポンペオ国務長官が2...

外交部の耿爽報道官は24日、北京で行われた定例記者会見で、米国の一部の人が新型コロナウイルスを「中国ウイルス」や「武漢ウイルス」と呼んでいることに対して、中国を汚す言論を止めるよう求めました。

 この発言は記者が「中国が数回にわたって非難していたにも関わらず、ポンペオ国務長官が23日のツイッターで『新型コロナウイルス』を『武漢ウイルス』と書いた。これについてどう思うか」と耿報道官に質問した際に述べられたものです。

 耿報道官は、「世界保健機関(WHO)や国際社会はウイルスを特定した国や地域と関連させることに明確に反対する立場を示してきた」と強調しました。

 国連のグテーレス事務総長は、「新型肺炎と戦う中、人種差別や偏見などは恥ずべきことだ。それと戦わなければならない」と指摘しています。また、欧州連盟(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表は、「ウイルスに国籍はない。全人類が共に挑戦に直面する中、協力や多国主義を選ぶべきだ。『中国ウイルス』などの言い方は止めるべきである」と強調しました。さらに、世界保健機関(WHO)の責任者は、「新型コロナウイルスを『中国ウイルス』と呼ぶことは避けるべきだ。今は団結して事実を尊重し、共に疫病と戦っていく時であるべきだ」と指摘しました。

 一方、米国内でも良識ある人たちからは、「一部の人による『中国ウイルス』の呼び方に反対する。それは人種主義や外国を排斥する心理によるものだ」という声が上がっています。(提供/CRI

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