Record China 2020年3月17日(火) 22時20分
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17日、韓国・スポータルコリアなどによると、韓国のサッカーファンを中心に、旭日旗を排除するためのキャンペーンが行われている。写真は旭日旗。
2020年3月17日、韓国・スポータルコリアなどによると、韓国のサッカーファンを中心に、旭日旗を排除するためのキャンペーンが行われている。
記事はその背景について「リバプールが昨年末に韓国のサッカーファンをひどく傷つけたため」としている。リバプールはFIFAクラブワールドカップ優勝後、「SNSに旭日旗を連想させる画像を掲載した」として韓国のネットユーザーから批判を浴び、「戦犯プール」とのあだ名までついていた。これを受けリバプールは画像を削除し謝罪したが、謝罪文が韓国のIP使用者のみ確認できる設定になっていたため「怒りに油を注ぐ」ことになっていたという。
こうした中、ソウル市内のあるパブの店主キム・ソンミンさんが「リバプールから謝罪を引き出す」として旭日旗排除運動「8805プロジェクト」を始めた。キムさんは大のリバプールファンで、キムさんの経営するパブは「リバプールファンの聖地」として知られているという。
プロジェクト名の8850はソウルからリバプールまでの距離(キロメートル)を意味している。このプロジェクトでは「ソウルなどで行われる多様なパフォーマンスや文化的動きを通じてリバプールに旭日旗の本当の意味を教え、謝罪を要求する」計画だという。現在はオンラインで、サッカー好きのネットユーザーがそれぞれ好きなチームのユニフォームを着て、「旭日旗=ナチスのハーケンクロイツ旗」であることを表すイラストを手にした写真を投稿するという活動が行われている。1日から始まり、15日間で約800人が参加したという。
今後はソウル、ベルリン、ニューヨーク、東京、リバプールでオフラインのパフォーマンスを行い、日本植民地時代の生存者へのインタビューなども盛り込んだドキュメンタリー映画を制作する予定。3月末には公式サイトもオープンするという。
同プロジェクトの最終目標は「リバプールと書面で旭日旗の使用禁止に関する約束を交わし、欧州サッカーの旭日旗に対する認識を変えること」だという。
これに韓国のネットユーザーからは「素晴らしい人だ」「参加します」「こうして動いてくれることに感謝」「行動に移せる韓国国民が誇らしい」「やられたらやり返すのみ!」「リバプールと歴史が大好きだから今回の騒動は本当に嫌だった。でも同じ気持ちの人がたくさんいると知れて幸せだ」など応援の声が続々と寄せられている。
一方、一部からは「どうせ騒いでいるのは韓国だけ」「もう飽き飽き」「なぜ韓国人は日本だけに熱くなる?」などの声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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