「中国がせきをすれば世界が肺炎に」ジャッキー・チェンの“愛国発言”を引用し皮肉、ネット上で再び批判

新型コロナウイルスの感染が世界規模に広がる中、ジャッキー・チェン（成龍）が昨年10月に発した“愛国発言”が再び注目され、ネットユーザーから批判の声が上がっている。

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中国および中国共産党を賛美する発言が多いとされるジャッキー・チェンは昨年10月、中国の建国70周年に当たって、国営テレビの著名人によるインタビュー特集に登場し、「中国がくしゃみをしたら地球が驚く」と発言。世界的な影響力を持つようになった中国を賛美している。

このほど、台湾の政治評論家・黄創夏（ホアン・チュアンシャー）氏が、世界に感染が拡大する新型コロナウイルスの話題でこの発言を引用し、「中国がせきをすれば世界が肺炎になる」とフェイスブック上に投稿して皮肉り、中国を「前時代的な体制」と批判した。

この投稿がネット上で注目を浴び、ネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。「ところでジャッキー・チェンはどこにいるの？まさか中国以外の場所にいるわけないよね？」「真っ先に武漢入りして活動していれば愛国は筋金入りと認めるが、そういう報道は見かけない」などと、ジャッキー・チェンに対する皮肉を込めたコメントが目立っている。

ジャッキー・チェンについては先月、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、香港警察の幹部との“マスクなし宴会”の様子を撮った動画がネット上で広まり、人々から「非常識すぎる」と批判の声が上がった。さらに、この宴会でウイルスに感染し隔離されたようだと報じられる騒ぎもあったが、こちらはジャッキー・チェン本人が否定している。（Mathilda）