中国の立法機関である全国人民代表大会常務委員会はこのほど、「野生動物の全面的な取引禁止、食用濫用悪習排除及び着実な人民の生命と健康における安全保障に関する決定」を発表しました。この「決定」は野生動物の食用を全面的に禁止する制度で、野生動物をめぐる不法行為の厳重な処罰を規定しています。これについて、各地ではより厳格な監督管理に賛成し、野生動物の食用禁止法の規範化と普及に期待が寄せられています。

　全人代常務委員会法制活動委員会の責任者は、「牧畜法の畜・禽遺伝資源リストに記載された動物は家畜・家禽類であり、その養殖と食用には牧畜法が適用される」と説明しました。

　農業農村部漁業漁政管理局の韓旭副局長は、野生動物保護法、中医薬法、実験動物管理条例、都市部動物園管理規定などに基づき、科学研究、薬用、展示など非食用的な野生動物利用については、審査と検疫を厳格に行う方針であることを明らかにしました。（提供/CRI）