新型コロナウイルスによる肺炎が流行する中、中国がマスクを1日1億枚以上生産できるようになったと報じられた。中国商務部対外貿易局の李興乾（リー・シンチエン）局長は5日、「日本、韓国、欧米でのマスクや感染予防用の物資の需要に対し、中国が余分に生産して支援できる余裕はあるのか」という問いに答えた。

李局長はまず、「中国のマスクの生産能力は急速に上昇し、需給バランスは大幅に改善された。しかし、各企業の大規模な業務再開が行われているため、マスクの需要は依然として高く、供給は大きく不足している」とした。

その上で、「ウイルスに心はないが、人間にはある。われわれは関係国が直面しているプレッシャーや困難を完全に理解している。国際協力を強化し、各国と手を取って人類が直面している共通の（新型コロナウイルスとの）闘いに対処することを強く望む。これまでの防疫業務の中で、多くの国がわれわれに救いの手を差し伸べてくれた。自分たちが困難を克服するとともに、マスクなどの医療感染予防用物資の面で関係各国をできる限り助け、支援する」と述べた。（翻訳・編集/毛利）