2013年10月26日、中国のチャン・イーモウ（張芸謀）監督の最新作「帰来」が、来年5月に公開予定に。このほか、ジョン・ウー（呉宇森）監督の「太平輪」はじめ、話題作の上映予定がネット上からの情報で明らかになっている。新浪網が伝えた。

撮影中の「帰来」は、英俳優クリスチャン・ベール主演で南京攻防戦を描いた「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー」と同じく、人気女流作家・厳歌苓（イエン・ガーチン）の小説を映像化するもの。第二次大戦から文化大革命期の中国が舞台で、かつて監督の恋人だった女優コン・リー（鞏俐）が出演することでも話題になっている。

中国のネット上でこのほど、映画制作会社・楽視影業（Le Vision Pictures）が手がける最新作の公開情報が明らかに。この中で「帰来」は、5月27日公開とされている。同作はチャン監督が「絶対に赤字を出さない作品にする」と宣言しているせいか、興業収入は4億元（約64億円）超えが予想されている。また、「レッドクリフ」のジョン・ウー（呉宇森）の1年間の病気療養からの復帰作「太平輪」は、来年10月の大型連休時期に公開予定。こちらも女優チャン・ツィイー（章子怡）はじめ、金城武や韓国人女優のソン・ヘギョなど、豪華な顔ぶれが出演する。

このほか、人気若手作家・郭敬明（グオ・ジンミン）の初監督映画で、今年の夏にヒットした「小時代」シリーズの最新作「小時代3」も夏休みに公開予定。香港のアクションスター、ドニー・イェン（甄子丹）の「冰封侠3D」は2部構成となり、来年4月と10月にそれぞれ公開。こちらは、人気カンフースターのユン・ピョウ（元彪）が主演した「タイム・ソルジャーズ〜愛は時空(とき)を超えて〜（1989年）」のリメイク作品だ。（翻訳・編集/Mathilda）