2020年2月21日、中国メディアの澎湃新聞は、日本がマスク品薄解消のため、国内の生産を増加させるほか、中国からの輸入も徐々に再開すると伝えた。

記事は、菅義偉官房長官が21日の会見で、新型コロナウイルスの影響で品薄になっているマスクについて、「国内主要会社で24時間の生産体制により例年の倍以上の供給になり、さらに中国からの輸入が徐々に再開し、今週は毎週1億枚以上の供給が確保される」と説明したと伝えた。

これについて、中国のネットユーザーからは「中国から？中国人がマスクを買えないというのに？」「普通の中国人はマスクが手に入りません」「助けたくないわけではない。できることは何でもしてあげたい。でも中国国内のマスクが足りていないのだ。輸出する余裕があるのか？」などのコメントが寄せられていた。

一方で、「中国も足りてはいないが、日本は中国が困難な時に援助してくれた。良心を働かせないわけにはいかない」「工場も操業を再開しつつあるからね。日本はたくさん寄付してくれたし、輸出することに問題はないだろう。日本はお金を払うわけで寄付するのではないのだし」という意見もあった。

ほかには、「日本が輸入を再開すると言っても意味ないよ。中国が輸出を再開すると言わないと」との指摘や、「頼むから偽マスクを日本へ輸出することだけはしないでほしい。中国に恥をかかせることになるから」という声もあった。（翻訳・編集/山中）