2020年2月19日、中国メディアの中国新聞網によると、中国で新型コロナウイルス感染症が拡大する中、野生動物食を禁止すべきとの声が社会の主流となっている。

そうした中、中国野生動物保護協会は18日、同協会傘下の委員会が、「一度の感染症で野生動物食を全面的に禁止するのは独断的、非科学的、非論理的だ」「人類について言えば、野生動物製品への需要が止まったことはこれまで一度もなく、ある意味すでに『硬直的需要』になっている」などとする文章を発表し批判を浴びた問題で声明を出し、「当該文章が社会に悪い影響を与えたことを深くおわびします」と謝罪した。

これについて、中国のネットユーザーの反応を見ると、「今回の感染症でもまだ懲りないのか」「野生動物の違法取引、食用の根絶を望む」「この協会が保護しようとしているのは、動物ではなく産業チェーン」「いっそ野生動物消費協会に改称してはどうか」などの声が上がっていた。（翻訳・編集/柳川）