2013年10月17日、アクションスターのジャッキー・チェンの先祖について調査している安徽省蕪湖市の公文書館が、唐代の有名政治家の名が書かれた宗譜（家系図）を発見したと発表した。鳳凰網が伝えた。

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香港生まれのジャッキー・チェンだが、父親の房道龍（ファン・ダオロン）さんは中国・安徽省蕪湖市の出身。今年8月、自身のルーツを求めてジャッキーが蕪湖市を訪問し、母親違いの兄2人と再会したことが大きな話題になった。ジャッキーはこれまで、自身が所属する房一族について、唐代の政治家・房玄齢（ぼう・げんれい）から出た家系と語ってきた。同市の公文書館では、房一族のルーツとなる市内・房橋村で調査をスタート。このほど、房一族の本家が所蔵する宗譜（家系図）を発見し、そこに房玄齢の名前があったと発表した。

見つかった宗譜「歴陽房氏宗譜」は、1803年に編さんされたもの。宗譜自体は修訂を繰り返し、最新のものは1992年に作成されている。ここにはジャッキーはじめ、息子で俳優のジェイシー・チャン（房祖名）の名前も加えられている。

「歴陽房氏宗譜」で見ると、確かにジャッキーの祖先は房玄齢となっている。しかし公文書館によると、当初は山東省にいた房一族が江蘇省楊州に移り、明代になって蕪湖市に移って来たという間の記載が、かなりあいまいで信ぴょう性に欠ける。このため、山東省や江蘇省で実地調査を進める必要があるという。（翻訳・編集/Mathilda）