100人近い新型コロナ感染者も、日本人はなぜ冷静でいられるのか―中国メディア

Record China    2020年2月10日(月) 15時30分

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8日、環球網は、「すでに100人近くが新型コロナウイルスに感染しているのに、日本はどうしてパニックにならないのか」とする記事を掲載した。

2020年2月8日、環球網は、「すでに100人近くが新型コロナウイルスに感染しているのに、日本はどうしてパニックにならないのか」とする記事を掲載した。

記事は、8日未明の時点で日本ではクルーズ船の乗客61人を含む86人が新型ウイルスによる肺炎と診断された(9日の時点では96人)と紹介。一方で、日本の街を行く市民からはウイルスに対する緊張感が基本的に感じられず、マスクをしている人の主な目的は花粉症の防止であると伝え、「日本人はどうしてこれほど冷静でいられるのか」と疑問を提起した。

そのうえで、日本人が落ち着いていられる理由の一つとして、多くの医学の専門家がウイルスに対する見解を発表しており、その客観的かつオープンな姿勢が、人びとの情緒を安定させていると解説。「さらに警戒が必要となれば専門家たちが忌憚(きたん)なく意見を言うが、彼らは現時点でそこまで緊張する必要はないと認識しており、そう判断する根拠も持っている」とした。

また、日本の厚生労働省も「過剰に心配することなく季節性インフルエンザと同様にせきエチケットや手洗いなどの感染症対策に努めていただくようお願いします」と呼び掛けていることも、市民に必要以上の憂慮を抱かせない役割を果たしていると伝えている。

さらに、日本の医療従事者たちがテレビや講座、インターネットを通じて新型ウイルスに関係する最新の知識や予防の心得などを頻繁かつタイムリーに紹介しており、その内容も非常に具体的であると紹介。「そこには日本的な細やかさが見て取れるが、このような現実に即した態度が市民を信頼させ、一層安心させることにつながるのだ」と評した。(翻訳・編集/川尻

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