Record China 2020年2月13日(木) 22時10分
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13日、澎湃新聞は、今回の新型ウイルス感染拡大で日本が多大な支援を手を中国に差し伸べていることについて「日本もこれまで同じような痛みを数多経験してきたからだ」とする文章を掲載した。写真は武漢市。
2020年2月13日、中国メディアの澎湃新聞は、今回の新型ウイルス感染拡大で日本が官民問わず多大な支援を手を中国に差し伸べていることについて、「ウイルスと闘う中国を支援するのは“風月同天(風月の営みは同じ空の下でつながっている)”だから? 日本はこれまで同じような痛みを数多経験してきたからでもある」とする文章を掲載した。以下はその概要。
今回中国で起きている新型コロナウイルスの感染拡大に対して、多くの国が支援の手を差し伸べてくれた。中でも日本は政府、企業、民間が支援物資の寄付だけでなく、両国が共通して持つ古典の言語を用い、災難の渦中にある人々の心を励ましてくれている。
周知のとおり、日本は自然災害が多い国であり、世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割以上が日本で発生し、世界の活火山の15%が日本にある。さらに、台風、豪雨、大雪、洪水、土石流、津波などの災害も頻発する。そんな日本では、太古の昔より村人同士で利害を共にして生きる意識、すなわち「連帯感」「共同体」の精神を持って生活が営まれてきた。近隣で災害が生じると、多くの日本人は大いに同情し、支援の手を喜んで深く差し伸べるのである。
このような日本人の被災地や貧困地域に対する草の根の支援は、往々にして一定期間持続する。例えば、今世紀の初めごろに始まった、日本の小学生のランドセルを回収してアフガニスタンの子どもたちに送る取り組みは、すでに10年余り続いており、20万個以上が現地に運ばれたそうだ。
今回の民間から政府、企業に至るまでの対中災害支援は日本人の「連帯意識」の拡大だ。多くの日本人は、中国の災難は中国だけにとどまらず、仮に制御に失敗すれば周辺地域や世界に大きな影響を及ぼすことになり、隣国である日本は真っ先に打撃を受けることになると認識している。他人を救済するというのは、実際は自らを救うことにもなるのだ。(翻訳・編集/川尻)
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