民間航空の一部再開認可の用意ある=イタリア

CRI online    2020年2月8日(土) 12時44分

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外交部の華春瑩報道官は北京で7日、イタリアのルカ・フェラーリ中国駐在大使がこのほど「イタリアには、中国の航空会社の一部航空便の運航再開を速やかに認可する用意がある」と表明したことを明らかにしました。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イタリア側は一方的に両国間の直行便を一時...

外交部の華春瑩報道官は北京で7日、イタリアのルカ・フェラーリ中国駐在大使がこのほど「イタリアには、中国の航空会社の一部航空便の運航再開を速やかに認可する用意がある」と表明したことを明らかにしました。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イタリア側は一方的に両国間の直行便を一時運休することを決め、両国民間の観光や移動に極めて大きな影響をもたらしました。これに関する質問に対し華報道官は、「中国側は本件について、イタリア側と踏み込んだ協議をした」と表明しました。

 また、外交部の秦剛副部長も6日、イタリアに対し「世界保健機関(WHO)の勧告に従い、両国間の直行便の一時運休を速やかに取りやめ、両国の協力という大局を逸脱した措置は講じないように」との働きかけをしたということです。これを受けてフェラーリ大使は、「イタリアは中国側の関心事を重視し、現段階で中国側の航空会社の申請に基づき、一部の民間航空の運航再開を速やかに認可する用意がある。その上で、両国間の正常な往来の回復に向け、前向きに取り組んでいきたい」と表明しました。

 華報道官は「中国とイタリアは友好国である。中国が新型肺炎との戦いという困難を迎えている時期に、イタリア側は中国を支持すると表明し、感染予防のための物資を寄贈した。また、マッタレッラ大統領は中国人の子どもたちが大勢通っているローマの小学校を視察した。さらに、コンテ首相は『感染症の発生を理由に中国への差別的な言動を取るのは愚かなことだ』と表明した。これらはいずれもイタリアからの友好的な感情を表している」と述べました。

 なお、7日正午現在までに、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、ハンガリーなどが相次いで中国に緊急医療物資を寄贈しているほか、その他の多くの欧州連合(提供/CRI

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