Record China 2013年10月12日(土) 10時18分
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10日、2013年のノーベル文学賞の受賞者が発表され、期待された村上春樹氏の受賞は、今年も成らなかった。これに対し、日本の主要メディアはいずれも大きく取り上げることはなく、やや冷めた様子である。写真は都内の書店。
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2013年10月10日、2013年のノーベル文学賞の受賞者が発表され、カナダの女性作家アリス・マンロー氏が授与することが決まり、有力視されていた村上春樹氏は昨年に続き、今年も受賞を逃した。これに対し、日本の主要メディアはいずれも大きく取り上げることはなく、やや冷めた様子であり、10日の深夜になっても関連する報道はなかった。このことについて、以下の3つの理由を挙げることができる。新浪新聞中心が伝えた。
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1.受賞を逃したことはニュースにならない
村上氏がノーベル文学賞の候補に上ったのは今年も含め、もう5度目であり、日本メディアにとっては何ら新鮮なことではない。また、村上氏が受賞できない理由については、すでに何年も前から分析されてきており、評論家らもこれ以上新しい観点を示すことは難しい。
一方、当の村上氏はと言えば、米カリフォルニア州を生活の拠点としており、日本に帰って来ることは稀で、なかなかインタビューを取り付けることもできない。ただの憶測で本人の心の中を探るのは明らかに客観性に欠けているため、主要メディアもわざわざ記事にする気にはなれないようだ。
2.賞に関係なく、村上春樹の地位は不動のもの
たとえ賞を獲れなくとも、小説の圧倒的な売れ行きからも分かるように、村上氏の実力は誰もが認めるものであり、日本が誇る小説家なのである。村上氏の小説はよく「神がかり的」と評され、その世界観をこよなく愛するファンは多い。不動の地位を確立している村上氏にとって、ノーベル文学賞という「お飾り」など始めから必要のないものなのだ。
3.村上春樹はノーベル賞には無関心
昨年同様、大騒ぎしているのは外部だけだ。当の本人はどこ吹く風で、未だ公式のコメントはない。村上氏はかつて、メディアの取材に応じた際、「ノーベル文学賞は政治色が強く、自分には合わない」と話していた。また、村上氏は「自分が最も重視しているのは読者の見方である」と親しい友人に漏らしたことがあるという。(翻訳・編集/XC)
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