Record China 2013年10月7日(月) 11時35分
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5日、中国の旅行会社に勤める林さん(女性)には、添乗員として中国人観光客を米国へ連れて行った際に経験した苦い思い出があるという。資料写真。
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2013年10月5日、中国は国慶節の大型連休期間中だが、大忙しの旅行会社に勤める林佳麗(リン・ジアリー)さんは、1日に施行された「旅行法」について特別な感情を抱いているという。銭江晩報(電子版)が伝えた。
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浙江省温州市中青旅遊有限公司では、この大型連休で20本近くの海外ツアーを催行。林さんは同社渡航部マネージャーで、後方部隊としてツアーの日程管理を行っている。今月1日に施行された「旅行法」は、海外へ渡航する中国人観光客に対してマナー遵守を求めているが、林さんは「こうした法律がもっと早くできるべきだった」と話す。
1年以上前、林さんは50代から60代のお客様で構成されたツアーで米国へ向かった。クルーズ船に乗ってバイキング式の食事をとる際、レストランが用意したのは2人から3人用の小さいテーブルがいくつか。しかし、林さんのツアー客は「みんなで一緒に食事がしたい」と主張。勝手に椅子を持ち寄り、1つのテーブルを大勢で囲んで食べ始めた。レストラン側は添乗員の林さんに「少人数で静かに食べてくれ」と要求。彼女はツアー客に事情を説明し元のテーブルに戻るよう頼んだが、客は頑として言うことを聞いてくれない。そればかりか、食事が終わると旅行会社に「添乗員の職務態度が悪い!」とクレームの電話を入れる始末。さらにレストラン側から「次からあなたのツアー客は受け入れたくない」と言われてしまった。
それから1カ月後、同じ船上レストランを訪れた林さんのツアーは、店の片隅にある「団体席」と書かれたテーブルに案内された。しかし、他のツアーは一般客と同じテーブルに座っている。「私たちだけ差別されている」と感じた林さんは、レストラン側に抗議をしようと思ったが、「まず自分たちが変わらなければ、相手を変えることはできない」と反省し、あきらめたという。(翻訳・編集/本郷)
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