Record China 2020年1月21日(火) 18時40分
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中国・北京の世界遺産「故宮博物院」の閉館日に高級車で乗り入れて記念撮影した女性の投稿が炎上した問題で、同博物院は21日、院長名義の謝罪声明を出した。写真はウェイボーより。
2020年1月21日、北京日報によると、中国・北京の世界遺産「故宮博物院」の閉館日に高級車のベンツで乗り入れて記念撮影した女性の投稿が炎上した問題で、同博物院は同日、王旭東(ワン・シュードン)院長名義の謝罪声明を出し、担当の副院長と保衛処の処長を停職処分としたことを明らかにした。
故宮は車の乗り入れが禁止されているが、女性は17日、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)に、故宮内に停車したベンツのスポーツ用多目的車(SUV)の前でポーズをとる自分の写真を投稿した。これに対し、「特権階級の差別待遇」などと批判の声が噴出。同博物院は同日夜、事実関係を認めて謝罪する声明を出していた。
北京日報によると、同博物院は21日未明に再び、院長名義の声明を出し、「故宮の文化財保護に対する人々の懸念を引き起こしたことを、当博物院を代表して再び心から謝罪する」とした上で、「当博物院が許可した13日の閉館日のイベントに200人以上が参加した。所定の駐車場が満車になったため、当博物院の関連部門が、長年臨時駐車場としている場所に誘導した。この受け入れ案は上級機関の許可を仰いでいなかった。当該区域の地面は長年にわたって常に現代の材料で更新されている」などと説明。「この事件は、当博物院の内部管理と社会サービスにおける欠点を反映している」とし、担当の副院長と保衛処の処長を停職処分としたことを明らかにした。(翻訳・編集/柳川)
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