韓国で「慰安婦は売春婦」発言の教授が講義再開へ、学生は猛反発

Record China    2020年1月14日(火) 15時40分

拡大

14日、韓国・イーデイリーによると、大学の講義中に「慰安婦は売春の一種」と発言し物議を醸した韓国・延世大学のリュ・ソクチュン教授が、今年1学期も社会学科の講義を担当することが分かった。写真は延世大学。

2020年1月14日、韓国・イーデイリーによると、大学の講義中に「慰安婦は売春の一種」と発言し物議を醸した韓国・延世大学のリュ・ソクチュン教授が、今年1学期も社会学科の講義を担当することが分かり、学生らが強く反発している。

記事によると、同大学の「リュ・ソクチュン教授事件の学生対策委員会」は13日に集会を開き、大学側にリュ教授の罷免を要求した。学生らは「リュ教授に対する懲戒処分がどこまで進んでいるのか分からない上、次の学期の必修科目を担当させた」とし、「大学側の態度は安逸で怠けている」と批判したという。

リュ教授は昨年9月、発展社会学の講義中に日本植民地時代の慰安婦を売春婦と同一視する発言をしていたことが分かり物議を醸した。リュ教授は「(慰安婦に関する)直接的な加害者は日本ではない。慰安婦は売春の一種だ」と発言した上、これを問題視した学生に対し「気になるなら一度(売春)してみるか?」と述べたとされている。

これを受け、同大学の倫理人権員会は問題の発言があった専攻科目の講義を中止にし、最近第1回会議を開いて「リュ教授を懲戒処分にするべき」との結論を下した。しかしリュ教授が異議を申し立てたため、第2回会議が開かれる予定となっている。そのため大学側は「リュ教授に対する懲戒が確定していないため、講義開設を阻止することはできない」との立場を示している。また、リュ教授は今年1学期を終えた後に定年退職する予定だという。

これに韓国のネットユーザーからは、「延世大学はどうかしている。なぜ辞めさせない?」「信じられない。高い学費を払っているのに、なぜそんな人の講義を聞かなければならないのか」「もう延世大学を一流大学とは呼べない」「延世大学は親日派集団なのか?」など大学側への抗議の声が殺到している。

また、「延世大学の学生の皆さん。こういう時にデモをするんだよ」「学生たちは黙っていてはいけない」「学生たちは絶対にリュ教授の講義を選択しないで!」などと呼び掛ける声も。

一方で、「大学内で慰安婦についてその程度の発言もできなくしたら正常な国と言えない」「リュ教授の発言が100%間違っているとは言えない」「学問の自由は保障されるべき」などの意見も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携